新たな遮熱概念 消熱!「熱交換塗料ネオコート」

遮熱塗料に代わる次世代の塗料「熱交換塗料ネオコート」

効果検証

検証効果1夏場と冬場の温度検証(夏は涼しく、冬は暖かい!)
尾花沢みちのく村山農業協同組合:玉野米穀倉庫
2011年7月施工(山形県尾花沢市大字鶴巻田地内)

従来の反射型遮熱塗料は太陽光を反射し表面温度を下げる効果を目的としています。表面に蓄えられるはずの熱が反射により上空へ逃すことから反射による熱(照り返し)が発生します。一方、熱交換塗料ネオコートは塗膜内に含まれる熱交換分子が熱に反応し運動エネルギーへと変換していきます。
これにより表面温度を下げるだけではなく、照り返しによる熱を防ぐことが可能になった画期的な塗料です。環境問題の1つであるヒートアイランド現象の原因である建屋からの熱放出や照り返し熱などに非常に有効的な塗料となります。

倉庫屋根
施工前
施工後(D-47黒:480㎡)
温度測定の分布結果

温度測定:入り口左側倉庫内温度(熱交換塗料施工)と従来塗料施工倉庫内温度と外気温を3時間おきに行う。
計測期間:2011年8月~12月(データ数1047)

データを6つの温度域に分け温度差(室温ー気温)を集計・グラフ化したもの
検証効果2製品倉庫(電気料金削減額6年間で約520万円)
製品倉庫
2006年2月施工(屋根形状:ガルバニュウム鋼板 波型/塗装面積:約1500㎡)

塗装後6年間に亘り各年4月~9月間における電気量と電気料金を調査し、塗装前(05年)のデータと比較した結果、汚れがあるにも関わらず継続的に削減効果が見られました。

4月 5月 6月 7月 8月 9月 消費
電力計
(単位:kwh)
電力
単価
(単位:¥)
電力
料金計
(単位:¥)
2005年度比 コスト
削減額
2005 40,900 56,300 88,200 93,100 126,900 100,200 505,600 13.79 ¥6,972,224 100% 0
2006 27,300 55,400 79,200 89,700 105,900 70,900 428,400 14.62 ¥6,263,208 90% ¥709,016
2007 28,800 52,200 74,600 100,300 106,700 97,500 460,100 13.25 ¥6,096,325 87% ¥875,899
2008 27,400 52,900 69,600 96,200 95,300 76,400 417,800 15.59 ¥6,513,502 93% ¥458,722
2009 27,800 48,100 82,500 107,800 106,100 77,500 449,800 13.73 ¥6,175,754 89% ¥796,470
2010 21,000 38,800 65,300 89,900 116,800 89,900 421,700 15.18 ¥6,401,406 92% ¥570,818
塗装前後比較
塗装前(04・05年平均値) 塗装後(06~10年平均値) 差額 削減率
電力量 500,000kwh 435,560kwh 64,440kwh 約13%
電気料金 ¥6,828,256 ¥6,290,039 ¥538,217 約8%
電気量推移
半年間平均64.440Kwh(約13%)削減
電気料金推移
半年間平均538,217円(約8%)削減

検証効果3イベント会場アスファルト面
ニュース映像を見る
未塗装アスファルト:54.6℃
未塗装アスファルト:54.6℃
NeOCOAT 青:48.3℃
NeOCOAT 青:48.3℃
NeOCOAT 水色:39.5℃
NeOCOAT 水色:39.5℃
NeOCOAT 白:33.4℃
NeOCOAT 白:33.4℃

検証効果4工場折板屋根
測定地点

検証効果5個人宅 ガルバリュウム鋼板屋根
個人宅 ガルバリュウム鋼板屋根
中塗時温度計測
未塗装:40.8℃
中塗時温度計測 未塗装:40.8℃
中塗時温度計測
塗装済み:30.6℃
中塗時温度計測 塗装済み:30.6℃

検証効果6個人宅 コロニアル屋根
個人宅 コロニアル屋根
未塗装:69.0℃
NeOCOAT 水色:39.5℃
塗装済み:51.4℃
NeOCOAT 白:33.4℃

検証効果7マンション屋上防水シート
マンション屋上防水シート
未塗装:56.3℃
NeOCOAT 水色:39.5℃
塗装済み:45.7℃
NeOCOAT 白:33.4℃

検証効果8東京都内 学校グランド
東京都内 学校グランド
ヒートアイランド対策として導入

東京都内の学校グランドはアスファルト舗装されています。押上小学校では校庭の緑色と茶色の部分を熱交換塗料で塗装しました。
平成20年9月15日、テレビ朝日の報道ステーションで、炎天下でも「裸足で遊べる校庭」として喜ばれている様子が紹介されました。

サーモグラフによる検証

熱交換塗料で塗装したグランドの大半は、施工後1年を経過していますが、気温33.5℃で、表面温度は40~45℃となり、裸足で歩ける温度を維持しています。グランドの照り返しがなく、児童の体温は平熱を維持しています。サーモグラフ画面上の最高温度は、左上部のゴムチップ遮熱塗料面です。ゴムチップやアスファルトは50~60℃で大変熱く、裸足では歩けません。


検証効果9日射反射率(日射反射率に支配されない温度制御効果がある!)
「熱交換塗料ネオコート」では、日射反射率が支配する上昇温度の関係より低い上昇温度を示した。
一般の塗料の日射反射率と上昇温度の関係

検証効果10遮熱塗料との温度検証(汚れあり・なし)
汚れなし
下地:鉄板/遮熱塗料(白)、NeOCOAT(白)にて裏面温度を計測
下地:鉄板/遮熱塗料(白)、NeOCOAT(白)にて裏面温度を計測
各試験基材の裏面温度の効果は変わらない
各試験基材の裏面温度の効果は変わらない
汚れあり
下地:鉄板/遮熱塗料(白)、NeOCOAT(白)の表面に汚れを付着させ裏面温度を計測
下地:鉄板/遮熱塗料(白)、NeOCOAT(白)にて裏面温度を計測
最大で16.3℃の温度差
遮熱塗料は反射型の性質のため汚れの付着により効果は落ちる
各試験基材の裏面温度の効果は変わらない

主な導入実績とその効果

屋根
■屋根

・夏場の室内温度3~4℃低下改善
・冷房コストの削減、CO2の削減
・屋根の劣化防止

シート防水屋根
■シート防水屋根

・夏場の室内温度3~4℃低下改善
・冷房コストの削減、CO2の削減
・防水層の保護

遊具
■遊具

・夏場の遊具温度上昇抑制
・金属面の防錆保護

屋根
■橋梁

・冬場の車道面凍結防止
・塩カル散布量の低減
・コンクリートの保護

シート防水屋根
■住宅

・夏場の室内温度3~4℃低下改善
・冷房コストの削減、CO2の削減
・室内の結露防止

遊具
■プールサイド

・歩行者への輻射熱抑制
・夏場の表面温度上昇抑制
(素足での歩行可能)

外部機器収納ボックス
■外部機器収納ボックス

・精密機器の保護
・トラブル防止

タンク
■タンク

・溶剤の揮発量抑制
・チラーの付加減少